日本の伝統建築の屋根材として、群を抜く実績を誇る日本製鉄チタン。
それを支えるキーテクノロジーの1つが、アルミナブラストによる表面加工です。
金属を伝統の木造建築に使用する場合、その特有の光沢により周囲とうまく調和しないケースもあります。
日本製鉄は、数奇屋研究所・心傳庵、木下棟梁の強い要請に応えるかたちで、『いぶし瓦』の風合いを目指したアルミナブラスト仕上を開発しました。これはアルミナ(研削材)を圧縮空気によりチタン表面に吹き付け、その表面を粗くすることによって、光沢を抑えた製品です。
日本ブラスト加工研究所・不二製作所の協力を得て、コイルラインによる、大量生産体制を整え安定した品質の製品を、送り出しています。
このアルミナブラストチタンの用途は、寺社仏閣の和風建築に限らず、美術館・博物館等にも広がり、意匠性やオリジナリティ、グレード感等を高める素材として、好評を博しています。
また、陽極酸化法との組み合わせにより、緑青色、コルテン色など、多彩な発色のアルミナブラストチタンもご提供しています。
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アルミナブラスト処理工程
(写真協力:日本ブラスト加工研究所/不二製作所)
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アルミナブラスト処理と非処理の
チタン表面比較イメージ
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アルミナブラスト
仕上(AD03)
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ロールダル仕上
(ND20)
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