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第5回「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞 7名の開発チームに表彰状が手渡されました。 |
2013年11月27日 東洋ステンレス研磨工業 インタビュー記事もご覧ください |
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六波羅蜜寺本坊内陣(京都市)や龍王神社神殿屋根(熊本県八代市)、總持院大師堂宝珠(高野山)、康安寺本堂内陣(岐阜県大垣市)など、荘厳性の求められる案件で採用の進む新日鐵住金のIP(イオンプレーティング)ゴールドチタン。 真の黄金に迫る質感と比類なき耐久性、柔軟な加工性を実現したこの「IPゴールドチタンの開発」が第5回「ものづくり日本大賞」優秀賞に選定され、2013年10月18日、福岡市のハイアットリージェンシー福岡にて開催された同賞九州地区授賞式で、東洋ステンレス研磨工業株式会社の門谷誠社長、門谷豊取締役統括部長をはじめとする開発チームに表彰状が手渡されました。 受賞メンバーには新日鐵住金株式会社の金子道郎氏(技術開発本部上席主幹研究員)、徳野清則氏(チタン・特殊ステンレス事業部主幹)、および弊社チタン営業室3名が含まれており、門谷豊統括部長からは、「今回の受賞は、技術・製造・販売が一体となってこそ実現したもの」とのコメントをいただいていますが、正式な受賞タイトル「超繊細意匠研磨技術と先進の真空技術による軽量で高耐食なIPゴールドチタンの開発」が示す通り、同社の卓越した研磨技術と2003年以来10年に及ぶIP技術への取り組みが、受賞のキーファクターとなっています。 ■受賞の背景1 ミラクルと呼ばれた技術力 東洋ステンレス研磨工業の技術力はすでに海外でも高く評価され、当ホームページでもお伝えしている通り(→リンクへ)、アメリカのカンザスシティーの大規模病院やウォルト・ディズニー・コンサートホールの建設で、いずれも5000枚の外装パネルへの高度な研磨を、不良品ゼロ・納期厳守で完納するといった快挙をなしとげていますが、以後もニューヨークのビークマン・ビルディングでは、1万枚に及ぶ外装パネルを同じく不良品ゼロ・納期厳守で完納し、同社への「ミラクル」という評価を不動のものとしています。 なお、金属研磨のプロなら誰でもできると言われる400番研磨(番手は研磨の細密度を表す数字で、数字が大きいほど細かくなる)でさえ、大ロットで行うとなると、一定の品質を維持するのは至難の技とされているだけに、一流建築家の高度な意匠要求を実現した上で完納を果たしたという同社の技術水準が、いかに高度であるかが伺い知れます。 ■受賞の背景2 IPチタンへの挑戦 イオンプレーティング(IP)法によるゴールドの加飾とは、真空中でチタンをイオン化し、雰囲気中の窒素と反応させて、それを強い電気的な引力で金属表面に衝突させることで付着させる技術であり、チタンに対して最適ですが、ステンレスやアルミに対しても適用できます。 TiNの層の厚みは、塗装やメッキに比べ非常に薄いため、加飾後もその表面には元の金属の表情が如実に反映されます。 このようにステンレスに比べて表面研磨が難しいチタンに東洋ステンレス研磨工業は挑戦し、工業的に安定的な品質を実現する技術を確立したのです。 ■確かな「ものづくり」が支える、 新日鐵住金は、20年以上も前からチタンの建材への適用について研究してきました。 なお、「ものづくり日本大賞」とは、 これまで新日鐵住金のチタン建材関連では、日本の伝統的な屋根材をチタンで再現した「チタン段付き本瓦葺き」が、第2回「ものづくり日本大賞」にて受賞の栄誉に浴しています。 |
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